インプラントとは?
「インプラント」が良いとは聞くが、それが実際どういったものなのかご存知の方は少ないのではないでしょうか?
ここでは、そんなインプラントの歴史などの概要をご紹介していきます。
定義と歴史
医学用語でインプラントは「植立する」という定義のもので、入れ歯やブリッジと違い、まさに土台である歯根から「植立する」人工の歯なのです。
さて、その治療なのですが、私はてっきりこの治療方法は最近になって確立した最新医療なのだと思っていました。
しかし、実はその歴史はとても古く、紀元前にまで遡ると言われています。その証拠として、古代インカ帝国の時代に埋葬されたミイラに、2本のエメラルドのインプラントが施されていたという記録が残っています。
古代の人も、何とかして失った歯を取り戻したいと考えたのでしょう。やはり現代も古代も人間にとって、歯というのはとても重要なものであるという事なのですね。
どうやって治療する?
何らかの原因で歯を失ってしまった場合、従来の治療法としては入れ歯やさし歯、ブリッジなどの人工の歯が用いられてきました。
しかしこれらの方法では、歯茎の上の歯冠は回復できても、土台である歯根は回復できません。
そのため、ずれてものが挟まりやすくなったり、
痛みが出たり、健康な歯にダメージを与えるといったトラブルが起こりやすかったのです。
しかし、インプラント治療では、顎の骨にチタン製のネジを埋め込み人工の歯根とし、その上に新しい人工歯を作るので、失ってしまった歯と同様の機能を取り戻すことが可能なんですね。
また、固定されていますので、入れ歯などで起きやすかった「ずれる」という事がないため、痛みや違和感を伴わずに、堅いものも難なく噛めるようになるのです。
構造
インプラントそのものは、大きく3つの部位に分かれています。
1つ目が人工歯根にあたる「インプラント体」。
手術では、まずこのインプラント体を骨に埋め込むことから始まります。
続いて2つ目が「アバットメント」。
これは、インプラント体と人工歯をつなぐ役割を持っています。
そして3つ目が人工歯・人工歯冠(上部構造)。
素材には、現在拒否反応が少なく骨と半永久的に結合するという特性から、チタンが使われています。
骨折などの治療にも使われている素材で、金属アレルギーの方にも使用でき安全性が高いことから、一般的に使われるようになったようです。
人工歯冠の部分は色んな素材があるようですが、この治療では審美性も重視されていますので、見た目的には本物の歯とほとんど変わらないものが主に使用されています。